見えない80%のストーリーを紐解く:BUYDEEM電気スチーマーの裏側にある感動の物語 その④
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「限界を取り払う、新しい発想で」
BUYDEEMは、製品の開発において既存の枠に捉われることを良しとしません。そのため、形状や機能、そしてその先にある利用シーンまでを深く掘り下げる姿勢を大切にしています。他とは違うアプローチを恐れず、日常生活に本当に役立つものを作り出す。それが私たちの使命です。
従来の製品に対する「なぜ」を追求した結果、初期段階では丸型で設計されていた「BUYDEEM電気スチーマー」に、新たな形状を提案しました。当初、私たちは市場で人気のあった丸い形が、当然最適なのだと考えていました。しかし、ユーザー視点で日々の使用シーンを細かく観察する中で、この形状が全ての家庭に適しているわけではないことに気づきました。そこで私たちは、一歩立ち止まり、新たなチャレンジをすることを選んだのです。
まず、多くの人が抱える課題に目を向けました。丸い蒸し鍋は、効率的にスペースを無駄なく使うのが難しいため、特にキッチンのカウンタートップが限られている家庭では不便だという点に気づきます。また、丸型の形状では蒸し魚や大きな食材を調理する際、カットしなければ収まらないことが多く、新鮮な食材の魅力を十分に生かせません。これらの課題を解決するために、私たちは大胆にも鍋の形状を長方形に再設計しました。
長方形型の蒸し器がもたらしたのは、ただのスペース効率の向上だけではありません。それは、調理体験そのものを大きく変えるものでした。長方形によって食材を切らずにそのまま入れることが可能となり、スペースを最大限に活用できます。また、新しいデザインの蓋は、取り扱いが簡単で安全性を高め、以前の平らな蓋と比べて調理後の器具の取り出しがよりスムーズになりました。
さらに、BUYDEEMは「多機能性」についても真剣に考え抜きました。アジアの家庭では、カウンタートップのスペースを占有する製品には、その分だけ多用途かつ高い利便性が求められるからです。この理想を形にするため、蒸す機能に特化した単機能の蒸し器を見直し、煮込むといった調理への対応も可能なシチューポット(本体と別売り)へと進化させました。これにより、蒸し料理が特別な調理法としてではなく、日常的で手軽な選択肢のひとつとなる未来を提案しています。
私たちは、暮らしの中を支える製品は「安心」と「温かみ」を感じさせるものでなければならないと考えています。それは単なる物理的な道具ではなく、そこから得られる感動や体験こそが、ユーザーの毎日を豊かにするのだと信じています。蒸気がふんわり立ち上り、料理の香りが広がるキッチン。その瞬間を通して、BUYDEEMの製品が家族の一員のようにそばに寄り添う存在でありたい――そんな願いを込めて、私たちは製品を作り続けています。
これからも、BUYDEEMは常識を疑い、ユーザー志向を徹底して追求します。そして生活の中の些細な負担を軽減し、より多くの人が蒸し料理を楽しめる未来を切り開いていきます。シンプルで、便利で、日常に喜びを与える。それが北鼎の目指す「使いやすさ」の形です。
ー終わり